WordPressからHugoに移行しました
ブログに使うシステムをWordPressからHugoに移行したので、特にシステムの移行部分とページの生成までの覚書です。
大体の流れ
- Hugoの環境を作る
- WordPressからデータをエクスポートする
- Hugoにファイルを追加してページを生成する
環境
今回移行した環境は以下です。
- WordPress v4.7.3
- Hugo v0.19
1.Hugoをインストールしてサイトを作る
まずはHugoでサイトを運用できるように準備します。
Macを使っている人の場合、以下でインストールからサイトの生成まで出来ます。
$ brew update && brew install hugo
$ hugo version
$ hugo new site
この辺りは全てQuick Startに載っているので参照してください。
別のOSの人は分からないですが、元気出してください。
2.WordPressから現状のデータをエクスポート
エクスポートには、以下のプラグインを使いました。
<a href=“https://github.com/SchumacherFM/wordpress-to-hugo-exporter” target=_blank"">SchumacherFM/wordpress-to-hugo-exporter
このプラグインを wp-content/plugins/
に設置して、有効化した後、エクスポートを実行するだけです。
ほとんど投稿だったので楽でした。
エクスポートされたファイルはHugoのディレクトリ構成で吐き出され、中身も自動的にHugoの形式に整形されました。
ディレクトリ構造はちゃんとHugoに合わせてくれる
.
├── about/
├── config.yaml
├── post/
└── wp-content/
config ファイルが .toml ではなく .yaml なのが少し気になりましたが、toml、yaml、jsonの順で参照してくれるそうなので、yamlファイルでも大丈夫そうです。ただ、テーマファイルなんかはtomlファイルが多いのそちらに合わせておく方が、書き方も同じで管理しやすいかなと思います。
Hugo - Configuring Hugo
また、wp-content/
の中には画像が入っていました。
記事の中身
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title: ブログ始めました。
author: コニタン
type: post
date: 2013-05-28T07:55:59+00:00
url: /archives/5
categories:
- 雑記
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WordPressを使ってみたく、ブログを作ってみました。
これから色々とデザインをいじったりしていく予定です。
:
あとはこれらのまるっとHugoのプロジェクト内のに入れるだけ。
参考:
WordPressからHugoへ移行して、ビルドとデプロイを自動化した話
3.ページを生成する
記事のデータも揃ったので、ページを生成してみましょう。
とりあえずこの辺りから適当にテーマを入れておきます。(themes/に配置)
どんな見た目になるかのプレビューは以下で。
$ hugo server --theme=テーマ名
プロジェクトのルートディレクトリで以下のコマンドを叩くことで生成出来ます。
生成先は、public/
です。
$ hugo --theme=テーマ名
まとめ
乗り換えたことで、スマホからちょこっと記事を触ったり、予約投稿と自動投稿/ツイートが出来なくなりましたが、また違ったシステムを知れたので良かったです。
ちょくちょく触りながら公式でテーマ公開までいきたいですね。